FXのポジポジ病とは？ポジポジ病の原因と治し方を解説
FXのポジポジ病とは何か？
ポジポジ病とは、FXや株などの投資で常にポジションを持ちたくなってしまう心理状態のことを指します。
相場を見ているとどんな状況であったとしてもチャンスだと感じてしまい、不必要にFXトレードをおこなってしまいます。
重度のポジポジ病に陥ってしまうとポジションを持っていないと気持ちが落ち着かず、イライラ、焦りなどの症状が出る場合もあります。
ポジポジ病になると、余計なFXトレードが増えてしまい損をするリスクが増えるばかりか、根拠の薄いFXトレードをしてしまい、勝率が低くなってしまいます。
そのためFXで勝ち続けるための必須条件として、どんな状況でもポジポジ病にならないということが重要となります。
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FXのポジポジ病になる原因とは？
ここからはFX取引をする上でポジポジ病になってしまう主な5つの原因について解説していきます。
①トレード経験が足りない
②チャンスを逃したくないという気持ち
③損失を取り返したい
④もっと稼ぎたいという欲
⑤自分を過信しすぎる
①トレード経験が足りない
ポジポジ病をしてしまう原因の1つとして、そもそものトレード経験が足りないということが考えられます。
FXは初めてすぐ勝てるようになるものではなく、FXの本質を掴めるようになったと確信は持てるまで長い時間がかかります。
FXの才能がある天才であったとしても勝てるようになるまでは数ヶ月、特段才能がない場合は数年以上かかると言われています。
そのため、FX経験が数ヶ月や1年ほどしかなく、ポジポジ病を患っているのであればそれは単純な経験不足である可能性が高いです。
FXでポジポジ病にならないようなFXトレーダーになるためには、コツコツとトレードの経験を積み上げていくことが必要であると言えます。
②チャンスを逃したくないという気持ち
ポジポジ病になってしまう理由として、チャンスを取り逃がしてしまうという心理があげられます。
あの時にトレードしておけば利益が出たのに、と過去の事にに対して後悔してしまい、その後悔をしないためにもトレード回数が増えてしまうのです。
しっかりとした根拠がなければFXトレードを控えるというのはFXの原則ですが、ポジポジ病になってしまうと基本原則が見えなくなってしまいます。
そのため勝率が低くなってしまい、損失が大きくなってしまうのです。
③損失を取り返したい
ポジポジ病を患っている人は、損失が出たときに取り返さなくてはいけないという使命感が湧き上がってしまい、強い焦りから誤ったトレードをしてしまうことがあります。
FXで損失を出さないで常に勝ち続けるという人は存在しません。
プロのFXトレーダーもFX初心者の人でも必ず負けFXトレードをすることがあります。
損失が出た時こそ冷静にロット調整や資金管理、チャート分析をするべきであり、むやみやたらにトレード回数を増やしても損失を増やしてしまうだけです。
損失が出でしまったら一度落ちついてトレードの反省をして、冷静にチャート分析をするようにしましょう。
④もっと稼ぎたいという欲
FXで利益が出始めたり、一度大きな利益を経験し始めるFX中級者によくありがちなケースとして、もっと大きな利益を出したいという心理に陥ることがあげられます。
資産が増えるのにつれて保有するロットを増やすというのは正しい選択ですが、きちんと証拠金とロットの計算をせずに無理なロットを持つのは愚策であると言えます。
もっと稼ぎたいからロットを上げるのではなく、自分の証拠金に対して許容できる損失などを計算した上で合理的にトレードをするべきであると言えます。
⑤自分を過信しすぎる
ポジポジ病に陥っている人は自分を過度に過信し過ぎる傾向があり、より合理的な判断ができにくくなっています。
そのような状態でFXをしてもほとんど意味がないので、今すぐに不要な思い込みを断ち切ることが必要になります。
自分を過信せずに常に自分の思い描いた方向と真逆の方向にチャートが動く可能性があるということを自覚した上で、慎重なトレードを心がけるようにしましょう。
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そもそものFXの性質を知っておこう
次にFXそのものの性質について解説していきます。
①損せずに利益を上げ続けるのは難しい
②感覚に頼ったトレードは負けやすい
①損せずに利益を上げ続けるのは難しい
FXの世界に絶対はなく、結局のところどんなに分析しても結果は上がるか下がるかの二択しか存在しません。
つまりどんなに正しい分析をして期待値が高いFXトレードをしたとしても損することがあるということです。
損するのは当たり前である、というマインドを作ることが重要で、短期的にいくら勝つかというよりかは数ヶ月数年を通してプラス収支を作り上げるという視点が必要になります。
②感覚に頼ったトレードは負けやすい
FXで勝っている人は非常に論理的でかつ期待値の高い所を絞って取引をしています。
プロになればなるほど感情を捨て、合理的な判断に徹しています。
これはFXのみならず株や仮想通貨など全ての投資行為に通ずる勝ちトレーダーの共通点です。
そのため感覚に頼ったトレードをしているFX初心者はプロのトレーダーからしてみれば格好のエサ（養分）にしか見えないのです。
もちろん才能で感覚だけで値動きが予測できるという人もいますが非常に少数なので、自分が天才ではないという自覚があるのであれば感覚に頼ったFXトレードをしないようにするべきでしょう。
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FXのポジポジ病がダメな理由は？
次にFXにおいてポジポジ病がダメな理由について解説していきます。
①無駄な取引が増える
②損失が膨らみやすい
③スプレッドがコストになる
①無駄な取引が増える
FXが上手い人はトレードする時と見送る時を分けており、無駄な取引をせずに、自分の得意な状況になるまで待つというのが鉄則です。
FXは数を打てば当たるというわけではありません。
もちろん多くの取引をすればその分大き利益を得る確率が増えますが、その分損切りの回数が増えてしまい証拠金が激減するリスクもあります。
②損失が膨らみやすい
人は損失が出たらいつか回復すると楽観的になり、利益が出たらいつかなくなってしまうと悲観的になってしまいます。
特にポジポジ病に陥ってしまうと含み損が出てしまっても損を認めたくないという心理が働いてしまいます。
そうなってしまうと適切な損切りができずに含み損が増大してしまいます。
一度に大きな含み損を抱えてしまうようなトレードは非常に危険であり、避けるべき行為です。
損失をなるべく大きくせずに区切りの良い損切りを徹底するようにしましょう。
③スプレッドがコストになる
スプレッドとは売値と買値の差額であり、FX取引をする際の取引手数料に相当するものです。
取引回数が増えればその分スプレッドが毎回発生し、コストが増えてしまいます。
最悪の場合FX取引で得た利益よりもスプレッドの方が大きくなってしまい、俗に言う手数料負けをしてしまう可能性があります。
スプレッドは取引所によって異なりますがいずれにせよ少なからず発生する手数料なので、なるべく無駄な取引をしないようにするべきです。
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FXのポジポジ病の対処法・治し方は？
①FXの損益を長期的に見る
②損失許容額を決める
③損失が出ても焦らない
④適度な休憩をとる
⑤トレードの記録をつける
⑥その都度口座から資金を抜く
①FXの損益を長期的に見る
FXをする上で重要なのは短期的に勝つと言うことではなく、数ヶ月や数年の長い目線で収支をプラスにすると言うことが重要なのです。
1年かけて積み上げた利益を1日で無くしてしまうと言うこともあり得る世界がFXなのです。
FXは一朝一夕で儲かるものではなく、常に勝ちFXトレードと負けFXトレードを繰り返して徐々に資産を積み上げていくものです。
またFXは一度大きな失敗をすれば今までの利益が全て帳消しになってしまうと言うこともあります。
ポジポジ病を治すためには、まずFXに対する視点を短期から長期にシフトチェンジする必要があると言えます。
②損失許容額(割合)を決める
FXのルールとして損失許容額を決めると言うものがあります。
損失許容額は1000円や1万円などの固定額ではなく自分の証拠金に対しての割合で決めます。
一般的には資産の5%や10%にすることが多いです。
例えば許容損失額を10%で証拠金が10万円あるのであれば、一度の取引で1万円までの損失を許容することができます。
もし仮に損切りられたとしたら次の取引では9万円の10%の9千円が損切りラインになります。
このように損失許容額を決めれば資産が一度に大きく減ることもなく、また負け続ける度に損切り額が小さくなるので長く取引をすることができます。
③損失が出ても焦らない
FXはその他の金融商品と比べてボラティリティ（値動き幅）が大きくなる傾向があります。
またスワップポイントという手数料から取引した瞬間は必ず損失が大きくなります。
そのためエントリー後しばらくの間、含み損が発生する時間が必ず生まれてしまいます。
この時にいかに落ち着けるかが重要になります。
過度に焦ってしまうと、不必要なナンピンをしたり早すぎる利確をしてしまう可能性があります。
損失が出ても焦らずに冷静を保つのが良いでしょう。
④適度な休憩をとる
FXは土日以外の24時間市場が開いています。
そのためやろうと思えば24時間FXトレードをするということも可能なのです。
しかしながら24時間FXトレードをするというのは体力的に不可能に近く、逆に効率が悪くなってしまいます。
そのため、適度な休憩をとりながら取引を行うのが良いと言えるでしょう。
⑤トレードの記録をつける
トレード記録をつけるというのは、多くのFXトレーダーたちが実践していることの1つです。
トレード記録をつけることによって日々のトレードの反省をし、次に生かすことができます。
また自分のトレードスタイルや勝率を分析することができ、より自分のトレードスタイルを磨くことができます。
⑥その都度口座から資金を抜く
落ち着いてトレードを行うために、利益が出るたびに出金をして自分の精神的に扱える金額に抑えるという方法があります。
自分の実力に伴わない金額での取引は危険です。
FX初心者の場合、まだFXへの理解が浅いのにも関わらず、大きな金額を入金して取引をしてしまうことがあります。そして、1度の取引で大きな金額が動くため精神的にもたなくなってしまうのです。
この方法では複利での運用ができなくなってしまいますが、その分固定された証拠金額で精神的に安心して取引をすることができます。
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ポジポジ病になったら一度休憩しよう
ここまでポジポジ病の原因や対処法について解説してきました。
ポジポジ病はFX取引をする人であれば誰でも経験することです。
ポジポジ病に陥ってしまうことは特別なことではありません。
逆に言えばポジポジ病を治さなければFXで儲けることはできないと言えます。
ポジポジ病になってしまう原因や対処法をしっかりと理解し、実践で何度も繰り返す必要があります。
もしも自分がポジポジ病に陥っている自覚があれば一度FXを休憩し、冷静に自分の状況を把握するようにしましょう。
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