FXのコツコツドカンを回避するには？対策方法まで徹底解説します。
FXのコツコツドカンとは何か？
FXのコツコツドカンという言葉を聞いたことはあるでしょうか。
FXのコツコツドカンとは、利益を少しずつ積み重ねた後に、1度の取引で大きな損失を出してしまい、コツコツ積み上げてきた利益を一気に失ってしまうことを言います。
コツコツドカンは、FX初心者に非常に多いトレードパターンであり、早急に解決しなければFXで利益を積み重ねるのは困難になります。
FX初心者がコツコツドカンを引き起こす原因・理由・解決策までしっかりチェックしておきましょう。
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FX初心者がコツコツドカンを起こしてしまう原因・理由とは？
FX初心者がコツコツドカンを起こしてしまう原因・理由にはどのようなものがあるでしょうか。
本記事では、FX初心者がコツコツドカンを起こしてしまう原因・理由を4つ紹介していきます。
自分が当てはまっていないか確認してみましょう。
FX初心者がコツコツドカンを起こしてしまう4つの原因・理由
①エントリーの根拠が明確でない・背が遠い
②損切りしない・損切りが遅い
③チキン利食いが多い
④リスク管理が十分でない
①エントリーの根拠が明確でない・背が遠い
FX初心者がコツコツドカンを起こしてしまう原因・理由として、エントリーの根拠が曖昧で明確でない、背が遠いことが挙げられます。
FX初心者に多いのが、自分の勘に頼ったトレードをしてしまうことです。
何となくそろそろ上がりそう、下がりそうと勘でエントリーをし、その後相場が自分のポジション方向から逆行し大きな含み損を抱えてしまうパターンは非常に多いです。
FXは、損を小さくするのが鉄則です。
テクニカル分析で導いた背に限りなく近づけて、根拠を持ったトレード(エントリー)をするようにしましょう。
②損切りしない・損切りが遅い
損切りをしない、損切りが遅いことも、多くのFX初心者がコツコツドカンを起こしてしまう原因・理由となっています。
コツコツドカンの1番大きな要因は、損切りをしない、損切りが遅いことです。
「プロスペクト理論」と言いますが、損失をなかなか受け入れられないという人間の心理が働くので、中々損切りができないという人も多い傾向にあります。
損切りがズルズルと遅くなってしまい、ドカンを食らってしまうのです。
③チキン利食いが多い
FX初心者がコツコツドカンを起こしてしまう原因・理由として、チキン利食いが多いことも挙げられます。
「チキン利食い」とは、負けるのを怖がって少ない含み益で利益を確定することを指します。本来であれば利益をまだまだ伸ばせる状況で、利食いをしてしまうと「損大利小」へと繋がってしまいます。
少ない利益を積み重ねても1つの大きな損切りで、総収支がマイナスになってしまうので、「損小利大」を徹底しましょう。
④リスク管理が十分でない
FXで利益を積み重ねるには、リスク管理が最も重要です。
FX初心者の多くは、このリスク管理をしっかりと意識できていない傾向にあります。
リスク管理とは、レバレッジの調整、損切りラインの設定などを行ってリスク管理を行うことを言います。
これらのリスク管理を行わないと、FXのコツコツドカンを起こしやすくなります。
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FXでコツコツドカンの回避方法・対策方法とは？
FX初心者がコツコツドカンを起こしてしまう原因・理由を紹介してきましたが、FXのコツコツドカンの回避方法・対策方法を以下では紹介していきます。
FXで利益を積み重ねることができるよう、FXのコツコツドカンの回避方法・対策方法をしっかりチェックしておきましょう。
FXでコツコツドカンの10の回避方法・対策方法
①根拠が明確でないエントリーをしない
②エントリー前に損切りルールを明確に設定する
③損切り注文を入れる
④損切り貧乏に注意する
⑤損切りラインをずらさない
⑥ポジション数量を固定する
⑦ナンピンは根拠をもってする
⑧口座にお金を入れすぎない
⑨通貨ペアを絞る
⑩適度に休憩する
①根拠が明確でないエントリーをしない
FXのコツコツドカンを回避するには、まず根拠が明確でない・曖昧な根拠でのエントリーをしないようにしましょう。
根拠が明確でないエントリーをしないだけで、無駄なポジションが減り、損失も減らすことが可能です。
しっかりと背を決めて、背に近づけた価格帯でエントリーし、自分のルールに従って損切りをするようにしましょう。
②エントリー前に損切りルールを明確に設定する
エントリー前に損切りルールを明確に定めることで損切りをしっかりとすることができ、FXのコツコツドカンを防げるようになるでしょう。
損切りルールを決めずにエントリーしてから、相場がポジションと逆行した場合、当然焦ってしまい損切りがズルズルと遅くなってしまいます。
しかし、損切りルールを明確に決めていれば、スパッと機械的に損切りができます。
何pipsまで許容する、このラインを割ったら損切りする、いくらの含み損になったら損切りするなど具体的なルールを決めておきましょう。
③損切り注文を入れる
FXのコツコツドカンを防ぐのに最もおすすめの方法は、損切り注文を入れておくことです。
損切りは機械的にスパッと行う必要があると述べましたが、損切り注文を入れておけばシステムが自動で損切りを行なってくれるので、FXのコツコツドカンを防ぐことが可能になります。
また損切り注文を入れておくことで、相場が急激な変動をした場合でも損切りを行なってくれるので、ストップ注文は常に入れておいても良いでしょう。
④損切り貧乏に注意する
FXでコツコツドカンを防ぐことも重要ですが、こまめに損切りをしすぎる損切り貧乏には注意しましょう。
わずかな含み損で損切りを繰り返していると、いつの間にか、かなり原資を減らしてしまっていたという事態も起こり得ます。
損切り貧乏を避けるには、エントリー前にリスクリワード・損切りラインを考え、エントリー後は、損切りラインに到達するまでは簡単に損切りをしないようにしましょう。
⑤損切りラインをずらさない
損切りラインをずらして、損切りを先延ばしにしたくなることもあると思いますが、損切りラインをずらすのは絶対にやめましょう。
一度損切りラインをずらしてしまうと、ずるずると損切りラインをずらす癖がついてしまい、結果としてコツコツドカンを招いてしまいます。
このような理由で損切りラインをずらすのは非常におすすめではありません。
⑥ポジション数量を固定する
毎回同じポジションで取引することでも、FXでコツコツドカンを防ぐことが可能です。
ポジション数を毎回固定することで、損失を一定にすることができます。
今は利益が出ているから強気に多くポジションを持とう、負けているからポジションを増やして一気に取り返そう、と思う気持ちはわかりますが、それを行なってしまうとコツコツドカンに陥る可能性がもっと上がるでしょう。
⑦ナンピンは根拠をもってする
そもそもナンピンはおすすめできませんが、ナンピンをする場合は明確な根拠を持ってナンピンをするようにしましょう。
ナンピンというより計画的な買い下がり、売り上がりと言った方が良いでしょう。
ナンピンが成功すれば含み損を減らせたり、あわよくば含み損を含み益へと変えることができる可能性がありますが、ナンピンが成功せず相場が自分のポジションと逆行してしまうと更なる含み損を抱えてしまうことになります。
よってコツコツドカンへと繋がってしまうのです。
ナンピンをする場合は、ポジションをいくつ持つか、どれくらい持つか、このラインで絶対に損切りをするなどの明確なルールを定めてナンピンを行うようにしましょう。
⑧口座にお金を入れすぎない
口座残高が多いとコツコツドカンでドカンを食らった時に、多額の損失を出してしまいます。
海外FXにはゼロカットシステムがあるので、口座残高が少なければ、口座残高がマイナスになっても0になるだけですが、口座残高が多いと残高がある分ドカンを食らってしまうので口座にお金を入れすぎないのが鉄則です。
そもそも海外FXのハイレバレッジを利用すれば、少ない証拠金でも取引ができます。
また口座に資金を追加するのも簡単なので口座残高はリスクに備えて少なく抑えておきましょう。
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⑨通貨ペアを絞る
FX初心者にありがちなのが、多くの通貨ペアの相場を見すぎることです。
通貨ペアの相関関係などを軽く見る程度であれば問題ないですが、多くの通貨ペアでFXトレードをしすぎるとポジションを管理するのが難しくなり、利益を積み重ねることも難しく、最悪の場合含み損になってしまう場合もあります。
少数の通貨ペアを分析する方がポジションの管理も容易く、相場分析の精度も上がっていくはずなので、通貨ペアは多くしすぎず、絞ることをおすすめします。
⑩適度に休憩する
負けFXトレードが連続した時や、一気に大勝ちした時に休憩を挟むことをおすすめします。
負けトレードが積み重なってしまうと、負けを取り戻そうとアツくなってしまい、正常な判断力ではポジションを持たないところでポジションを持ったり、ハイレバレッジな取引で更なる損失を生む可能性があります。
また、大勝ちした時は調子に乗ってしまい、更なる利益を狙おうとして、普段持たないようなポジション量を持って大きな損失を生む可能性があります。
よって、負けFXトレードが重なった時、一気に大勝ちをした時は休憩を挟むことをおすすめします。
休憩を挟むことによってポジポジ病の防止にもなるでしょう。
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損小利大でコツコツドカンを回避する
FXのコツコツドカンの原因・理由から、FXのコツコツドカンの回避方法・対策方法まで解説してきました。
コツコツと利益を積み上げてきたのに、一発のドカンで利益をほとんどなくしてしまうような損失を生んでしまうと悲しいですよね。
しっかりと自分の取引ルール・損切りルールを徹底して、「損小利大」を意識してFXを取引を行いましょう。
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