FXの自動売買詐欺には気をつけよう|詐欺の見分け方・対処法を解説します
FXの自動売買詐欺とは何か?
FXの自動売買とは、あらかじめ設定されたプログラミングに基づいてFXトレードを行うことを指します。
残念ながら、世の中にはこうしたFX自動売買システムを明かに法外な値段で売りつけたり、販売した後に音信不通になるなど悪質な詐欺が存在します。
FXを行う上で自動売買は非常によく耳にするものなので、現在FXを行っているという方もこれから始めようと思っている方もしっかりと自動売買詐欺に注意する必要があると言えます。
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FXの自動売買自体は詐欺ではない
FXの自動売買詐欺が一部で存在しますが、自動売買そのものが違法というわけではありません。
自動売買は機械がプログラミングによって取引をしていくものなので人間のFXトレードと違い、心理的な感情に左右されることがなく安定的な取引を見込むことができます。
つまり、自動売買そのものが悪質な商品というわけではなく、自動売買を利用した悪質な業者や詐欺があるということです。
そのためFX自動売買を行う際には信頼性の高い業者を選ぶようにしましょう。
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FXの自動売買詐欺の手口とは
次にFXの自動売買詐欺の基本的な手口について解説していきます。
FXの自動売買詐欺に引っかからないためにも、事前に自動売買詐欺の悪質な手口について知っておく必要があります。
①過剰な広告・SNSで勧誘する
②高額なでたらめツールを売りつけられる
③出金・返金・クーリングオフに応じない
④連絡先を告げない・音信不通になる
①過剰な広告・SNSで勧誘する
FXは基本的にPCやスマホを使って取引をすることがほとんどです。そのため、FX自動売買の広告や勧誘もネットやSNSなどを使う手口が多いです。
「誰でも簡単に儲かる」「初心者でも秒速で〇〇万円」など明らかに表現が過剰な謳い文句を使用して、大衆の関心を集めようとしています。
このような人の欲望を直に刺激するような広告や勧誘は、自動売買詐欺の定番の手口だと言えます。
また自動売買広告に表示されているような月額の収益や年間の収益は信憑性が保障されておらず、いくらでも偽造が可能のため信用するのはおすすめできません。
②高額なでたらめツールを売りつけられる
詐欺系の自動売買ツールは、詐欺ではない自動売買ツールと比べて異常に高い金額であることが多いです。
さらに詐欺系の自動売買ツールはただ値段が高いだけでなく、性能にも問題があるものばかりです。
魅力的な広告や謳い文句で高額料金を払わせておいて、実際のところはいい加減なプログラムで構成されていることがあります。
無料で優秀な自動売買ツールがたくさんある中、相場に見合わない異常な価格の役に立たない自動売買ツールも存在するので気をつけるようにしましょう。
③出金・返金・クーリングオフに応じない
クーリングオフとは、売買契約を交わしてから8日以内であれば契約の申込みを撤回したり、契約そのものを解除したりできる制度のことです。本来であればFXの自動売買ツールは特定商取引法の、訪問販売に該当するためクーリングオフ制度の適応範囲内となります。
しかし、詐欺系FX自動売買ツールを販売するような悪徳業者の場合はクーリングオフに応じることは少なく、返金などに一切対応しないことがあります。
そのため詐欺系の自動売買を買ってしまったが最後、返金できない可能性があるため、慎重に選ぶようにしましょう。
④連絡先を告げない・音信不通になる
詐欺系のFX自動売買ツールを販売する悪徳業者に最も当てはまりやすいと言える特徴が、連絡先を告げない・音信不通になる、という点です。
上記で説明したように高額のデタラメツールを売りつけた後、クーリングオフにも応じずにそのまま音信不通になることがほとんどです。
またそもそも連絡が来ないように連絡先すら教えてくれない可能性もあります。販売元の詳しい素性を教えてくれないような場合は悪徳業者の可能性が高まりますのでよく注意するようにしましょう。
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FXの自動売買詐欺の見分け方は?
FXの自動売買詐欺の見分け方について解説していきます。
以下の4つのポイントをしっかりと把握するだけでも十分に詐欺かそうでないかを見分けることができます。
①派手な宣伝や広告には注意
②評判・口コミはチェックする
③高額有料ツールは利用しない
④突然の連絡は怪しむ
①派手な宣伝や広告には注意
詐欺をする側は、相手の注目を惹きつけることを重視しています。
そのため視覚的に刺激が強い画像であったり、威勢の良い数字を並べて巧みに勧誘を行っています。
あまりに誇張的な表現や数字を使用している場合は、自動売買詐欺である可能性があるため疑いをかけた方がよいでしょう。
②評判・口コミはチェックする
詐欺的な自動売買ツールを販売している業者は評判・口コミをネット上でチェックすることで事前に見分けることができる場合があります。
特に悪質な詐欺行為を働いている業者は悪い評判が集まりやすく、SNSなどで検索すると案外簡単に見分けることができます。
まともな販売業者であれば公式サイトや販売ページなどがあることが多いため、ネット検索しても全くヒットしない場合は信憑性が低いと判断できるでしょう。
また口コミや評判が優れていたとしてもサクラである可能性も否定できないため、常に疑う姿勢で判断すると良いでしょう。
③高額有料ツールは利用しない
詐欺的なFX自動売買ツールは非常に高額であることが多いです。
10万円以上の高額なツールの場合は積極的に詐欺ツールかどうか疑いをかけた方が良いでしょう。
基本的な自動売買ツールは数万円程度であることが多いため、それ以上の高額のツールは必然的に詐欺である可能性が高まります。
またFXの自動売買ツールは個人が作成したもの以外にもFX会社が提供する無料の自動売買ツールも存在するので、最初は無料のものから始めた方が良いでしょう。
④突然の連絡は怪しむ
詐欺的な自動売買はDMやメールなどで直接連絡をしてくる場合があります。
いきなり見知らぬアドレスや人から自動売買の宣伝が来たら怪しむ必要があります。
中には知人の紹介でFX自動売買ツールを売ってくるケースもあります。
知人だからといって信用しきってしまい、判断力が低下したところに悪質な高額自動売買ツールを売りつけてそのまま音信不通になるということになりかねません。
たとえ知人の紹介などであったとしても販売元の情報などをしっかりとリサーチして判断する必要があります。
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FXの自動売買詐欺に遭った時の対処法は?
自動売買詐欺に遭ってしまったらどうすれば良いのでしょうか。
次に実際にFXの自動売買詐欺に遭った時の具体的な対処法について解説していきます。
①警察に相談する
②消費者センター・国民生活センターに相談する
③弁護士に相談する
④金融庁に相談する
①警察に相談する
自動売買ツールの内容が明らかに詐欺であれば、警察に相談するのも一つの手です。
現在では振り込め詐欺やコロナ支援金の詐欺など非常に多種多様になっている詐欺の現状に対して警察は幅広く対応しています。
投資詐欺についても同様に警察に相談すれば柔軟に対応してくれるでしょう。
被害届の提出の仕方など幅広く教えてくれるためいざという時は躊躇せずに相談しましょう。
②消費者センター・国民生活センターに相談する
警察の他に、消費者センター・国民生活センターに相談するという手段もあります。
消費者センター・国民生活センターとは日常生活において発生したトラブルについてサポートしてくれる機関です。
消費者センターや国民生活センターに問い合わせはあくまでも相談の範囲内であり、実際に警察などへの被害届はまた別途で提出する必要があります。
③弁護士に相談する
実際に悪徳業者と交渉したり裁判を起こしたりする場合は、弁護士の力を借りる必要があります。
警察や消費者センターなどと比べ有償での対応にはなりますが、詐欺業者としっかり戦うためには弁護士の協力は必須です。
ただし一言で弁護士と言ってもさまざまな専門分野の弁護士が存在するため、投資詐欺やFX詐欺に詳しい弁護士を探すようにしましょう。
④金融庁などに相談する
金融庁には金融サービス利用相談室という金融行政やサービスに対応する相談窓口が存在します。
詐欺的な自動売買ツールを販売する悪徳業者とのやり取りを報告することで金融商品取引法の観点から見て違法であるかどうかの判断をしてくれます。
しかし金融庁は具体的な解決をしてくれることはないので、違法であるとの確認が取れれば弁護士や警察などに相談するようにしましょう。
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FXの自動売買詐欺には気をつけよう
ここまでFXの自動売買詐欺について解説しました。
FXの自動売買はそのものが違法な商材ではなく、その売り方や内容が明かに宣伝時と異なっている場合に詐欺であることが多いです。
しかし、自動売買ツールの全てが詐欺的な内容ではなく一部には非常に優秀な売買ツールも存在するでしょう。
そのためどのツールが詐欺でどのツールが本物なのかはしっかりと見極める必要があります。
また最近ではFX取引所が無料で提供する自動売買ツールも増えておりますのでFX初心者の方はそちらの方からチャレンジしてみるのが安心だと言えるでしょう。
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